東院堂の仏様

聖観世音菩薩像 【国宝】 白鳳時代

聖観音菩薩像 国宝 の写真

 心の目で見ることを「観[かん]」といいます。色なき色を見、音なき音を聴く、これが「観」です。この観の働きをもって私たちの悩みや苦しみや悶えをお救い下さるのが観音菩薩です。聖観世音菩薩は日本屈指のお美しいお姿の観音さまといわれ、薄い衣を召し、その衣の美しい襞の流れの下からおみ足が透けて見える彫刻法は、インドのグプタ王朝の影響を受けたものです。

四天王像 鎌倉時代

四天王像 持国天 の写真
四天王像 持国天

 四天王は、古代インドの神を仏教に取り入れたもので、護法神として須弥山[しゅみせん]の四方に配されたことから、須弥檀の四方に安置されています。この神が中国に入って、古代中国の四方四神(青龍・朱雀・白虎・玄武)の信仰と融合して、顔の色に青・赤・白・黒の色彩をほどこすようになりました。聖観世音菩薩の四方には、持国天[じこくてん](東)、増長天[ぞうちょうてん](南)、広目天[こうもくてん](西)、多聞天[たもんてん](北)の四天王像が安置されています。多聞天台座銘より、正応2年(1289)に像造、ついで永仁4年(1296)に彩色が完成したことがわかります。檜の寄木造りで玉眼が嵌[は]め込まれ、大形で誇張的な衣の翻りや邪気の形態の表現、盛り上げ手法をまじえる彩色など、鎌倉時代の特色を示しています。

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